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インテリジェント基準点


インテリジェント基準点とは

 インテリジェント基準点は、測量作業及び基準点維持管理の効率化を目的に測量の基準点へICタグを設置したものです。ICタグには、場所情報コード(ucode)、緯度・経度・標高が記録されていることから、位置情報がその場で即座に利用できるばかりでなく、ICタグに対応した測量機器の開発により、簡便な位置決定作業が可能となります。また、ICタグリーダ・ライタを使用することにより、基準点の現況調査作業の省力化を図ることができます。インテリジェント基準点のようにICタグ等を利用した位置情報サービスは測量作業にとどまらず、さまざまな分野での応用が期待されます。

インテリジェント基準点

写真 インテリジェント基準点

地理空間情報活用推進基本計画等における位置付け

 インテリジェント基準点は、平成20年4月に閣議決定された地理空間情報活用推進基本計画において、「国土地理院は、基準点にICタグを付加したインテリジェント基準点の整備・導入を順次図り、その普及啓発活動や関係機関に対する技術的支援を行い、基準点の維持管理及び活用の高度化に努める。」とされています。また、平成21年6月に策定された「基本測量に関する長期計画」においても、「基準点にIC タグを付加したインテリジェント基準点を設置し、より利用しやすい環境を整 備する」とされており、国土地理院では、これらの計画に基づきインテリジェント基準点の整備を推進しています。

これまでの取り組み

 国土地理院では、平成16年度から国土交通省の自律移動支援プロジェクトに参画し、神戸市三宮の「さんちか」街及び旧居留地に、初めてインテリジェント基準点を設置しました。また、平成18年度から20年度にかけて、科学技術振興調整費「電子タグを利用した測位と安全・安心の確保」において、インテリジェント基準点を利用した効率的な測量作業について検証を行ってきました。

今後の取り組み

 現在、全国で基準点維持管理及び測量作業の効率化を目的としたインテリジェント基準点の整備を行っており、平成21年度は、標石の三角点約2万点をインテリジェント基準点化しています。今後は、都市計画区域の基準点を中心に、インテリジェント基準点化を進めていく予定です。

場所情報コード(ucode)

 自律移動支援プロジェクトにおいて、インテリジェント基準点の技術仕様は、場所情報コード(概略の位置情報)を含むucodeを国土地理院が発行するとされています。このため、国土地理院では、平成20年度よりucodeを管理しているT-Engineフォーラムにe会員として入会しました。ucodeの構造は、ユビキタスIDセンターにより、表1のように階層化されています。国土地理院は、場所情報コードを発番する過程で位置情報からコードを生成することとし、そのコード化された位置情報を表2のとおりIdentification Codeに格納しました。

【表1 ucode(128bit)の構造(Identification Code:64bitの場合)】
4bit 16bit 4bit 40bit 64bit
version TLD Code
(TLDc)
Class Code
(cc)
Domain Code
(dc)
Identification Code
(ic)
※国土地理院が、ユビキタスIDセンターから割り当てられたucode(16進数表示):
0-0001-B-0000000003-****************


【表2 概略の位置情報を含むucodeの発番方法について(案)】
64bit 2bit 23bit 24bit 9bit 6bit
国土地理院のドメインコード 精度 緯度 経度 高さ(階数 識別数

表1のIdentification Codeに、位置情報(緯度、経度、高さ)とその精度を組み込む

0.1秒(約3m)精度の位置情報の組み込み



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