相対重力測定


相対測定

重力測定には、絶対測定と相対測定があります。相対測定とは、ある点と別の点の重力値の差を測定する方法で、相対重力計により測定します。相対測定では重力値そのものはわからないので、重力値のわかっている点との差を計ることでその点の重力値を求めます。

国土地理院ではスプリング型重力計という相対重力計を使用しています。スプリングに「おもり」をつり下げると、スプリングの伸びと重力がつりあったところで静止します。重力の違いによりスプリングの伸びが違うので、その差を計ることにより重力差を求めます。

ラコスト重力計

ラコスト重力計(LaCoste&Romberg gravimeter 制作者がフランス人なので、ラコストと発音する)は、代表的なスプリング型重力計です。

この重力計の特徴は、スプリングの斜めつりです。零長スプリング(zero-length spring)を斜めにつり、テコ機構により支えています。重力の増減によって重錘が上下します。スプリングが伸び縮みを測定ダイアルの回転数で計ります。



シントレックス重力計

シントレックス重力計(SCHINTREX社製)は、自動測定記録機能を有したデジタル携帯重力計です。この重力計の特徴は、傾斜補償、ドリフト補正、潮汐補正を自動で行え、測定データを内部メモリーに格納できます。クランプが不要であり、ラコスト重力計に比べ衝撃に強い点です。



スプリング重力計の特性

スプリング型重力計は、小型で測定が簡単ですが、スプリング材質の劣化という欠点があります。スプリングは時間とともに少しずつ伸び、重力値が増加したように測定されます。これによる測定値の読みの変化をドリフト(drift)とよび、この変化が小さく、時間について線形であれば、適当な補正計算をしてドリフトを消去することがでます。

また、重力計にショックを与えたりするとテア(tare)とよばれる不規則な変化が生じることがある。これをふせぐため、重力計の運搬や取り扱いには注意を要します。

重力網平均計算プログラム

【国土地理院技術資料:B・1−50】重力網平均計算プログラム"g188ck"について


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