座標系


日本測地系からWGS−84系への変換パラメータ(簡易版)

 ここに掲載しているメッシュ毎の「日本測地系からWGS-84系への変換パラメータ」表は,基本的にソフトウェアTKY2WGSと整合しています。しかし,TKY2WGSの方が表よりも,はるかに細かくパラメータが設定されているため,メッシュ毎の表のような不連続は生じません。メッシュ毎の表は,ナビゲーション等の低精度変換用にTKY2WGSから作った簡易版です。より正確な変換には,ソフトウェアTKY2WGSを用いる必要があります。
 ここで使用されている”WGS-84系”は,すべてWGS-84系オリジナル版です。

 ソフトウェアTKY2WGSは,国内の測量に世界測地系が導入される以前にGPSを用いた測量を行うために,かつて使用されていました。しかし,世界測地系が導入された今,TKY2WGSはどこからも配布されていません。
 日本測地系から世界測地系への座標変換を行う場合には,TKY2WGSを進化させ,高精度化して開発したTKY2JGDを使用することをお薦めします。
 

[TKY2WGSとTKY2JGDの違いについて]

 TKY2JGDも地域毎の座標変換パラメータを用いた座標変換を行うという点で,TKY2WGSと同様のものといえますが,次の点で,異なっています。

 以下,論文

飛田幹男 (2002):世界測地系移行のための座標変換ソフトウェア"TKY2JGD",国土地理院時報,第97集,31-52.

から抜粋します。詳細は論文を参照して下さい。

  1. 目的が違う。TKY2JGDは,日本測地系に準拠した座標値自体を世界測地系に移行するために開発された。
  2. 変換元の[座標系:楕円体]は同じだが,変換先は違う。TKY2JGDは,ITRF94系である。
  3. 地域毎の変換パラメータの格子点間隔が,0.1゚×0.1 から 30”×45”と細かくなった。
  4. 変換精度が違う。TKY2WGSの標準偏差は約14cmであったが,TKY2JGDでは約1.2cmと高精度となった。
  5. 高さの変換を行わないようにした。
  6. 格子点上の変換パラメータを求めるグリッド化処理の際,同一座標系で計算を行うことにより高精度化した。
  7. 平面直角座標値(X,Y)も扱えるようガウスクリューゲル投影計算を搭載した。GRS80楕円体対応。21世紀の高精度測量に対応。
  8. TKY2WGSは離島,岬を変換できなかったが,TKY2JGDは陸(離島,岬を含む)を99.9%(面積)以上カバー。

 さらに,詳しい説明は...

 書籍「世界測地系と座標変換」の中でご覧になれます。
 いくつかの種類が存在するWGS-84についての説明は,
2.10 「WGS−84」とのつきあい方
にありますし,TKY2WGS,TKY2JGDの他,trns99等の座標変換プログラムの使い分け方は
2.16 座標変換プログラム,座標変換パラメータの使い分け方
でご覧になれます。


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